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ようこそ、見限られたユメが辿り着く塵箱へ
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待て、待て待て
何寝ぼけてたんだ僕
ヴァレンタイン忘れてたとか名にやってんだ僕あれ変換ミスった
いや、本当に馬鹿だろ僕
見てる人居ないと思うけどすいません
待ってた人居ないと思うけどすいません
本当にうん
書いといたんだけどね、あげるのを忘れてたっていう
ってかもう過ぎたしあげなくていいっすか?
なんかもうさあれ、めんd(殴)

んー、じゃ、続きに小小話をば
一発書きだから期待できるようなのは絶対にできませんよ
ん、他のも期待出来たものなんて一つもありゃしないけどさあ
あ、ここリア友もきてるからそういう要素はなしってことで
お相手?自由に妄想しとくれよ!
うん、でも本人ちょっと鬱ってるからやっぱりシリアス
狂愛かもしれないけどとりあえずシリアスと言い張っておこう
…?めでたい日だよな?
いや、でも人殺された日だから別にいいのか?




仕事を終えて部屋に戻れば、机の上に小さな白い紙切れが置いてあった
唯でさえ小さいそれの真ん中に控えめすぎるくらいに小さい文字で部屋に来てほしいと書いてあった
今日が何の日かを思い出して少し心がざわついたのはたぶん気のせいじゃない
緩まっていたネクタイをきゅっと締めて、彼女の部屋に向かった
頭の中で警戒音が鳴り響く
無視、無視




コンコン、と扉をノック
けれど中から声は聞こえない
呼び出したからには中に人が居るはずなのに
了承も得ず(反応がないから得たくても得られないし)、扉を開ける
警戒音が最大音で鳴り響いた(駄目だ駄目だ駄目だ駄目だ開けちゃ駄目だ駄目だってば)

(駄目、だった の に  )


あぁどうして君はそんな部屋の真ん中なんていうところで倒れているんだい?
駄目じゃないか寝るならちゃんとベッドまで行かなくちゃあ
彼女の元まで行こうと足を踏み出したらペチャっと水音
指を床に押し当てて匂いを嗅げばどうして今まで気づかなかったのか不思議なくらいに濃厚な血の匂ひ
酷過ぎるその匂いに眉を顰めながら、彼女を抱き上げてベッドまで運びおろした
彼女が着ていたのは僕が彼女に贈ったもの
ベージュが目に優しいそのワンピースは、贈った瞬間に浮かべた彼女の笑顔とともに真っ赤に染まっている
可笑しいな、確かにそれはベージュだったのに
可笑しいな、確かに彼女は笑っていたのになぁ

ゆらりと視線を外せば机の上にまた白い紙
拾い上げると手に付着したままだった赤い水が紙に染みた


ハッピーバレンタイン
(チョコレートの代わりに真っ赤な私を)


壊れた彼女を愛したときからこうなることは分かってたよ
君がどうしてこんなことをしたのかなんて分からないけど
でも、君が僕を想ってくれてた事は本当なんだって思いたい





そうして僕はアカい彼女を嚥下した
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飽き性なのでこれがいつまで続くのか
そしてYGOはいつ再熱するのか(切実だ)
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