ボルドーなんか嫌いだい（何）

人に恋した天使は
人と在るために翼を捨てました

友達も家族も全てを捨てて
たった一人の人のために孤独になりました

けれど人のいる地は天使にとっては毒の塊
天使は瘴気に侵されます

それなのに天使は笑います
心から、本当に幸せそうに

人はその笑顔を恐れました
自分とは違う何かを感じて

人は天使を捨てました
傷付けて傷付けて傷付けて傷付けて
修復不可能なほどに破壊しました

それでも天使は笑います
“あなたに逢えてよかった”と

そして天使は嗤います
“あなたと同じものなら良かったのに”

今でもどこかで天使は笑っているかもしれません

人の幸せを見て
人の笑顔を見て
人の苦悩を見て
人の愚考を知って

いつでも天使は笑っています

たおやかに、ゆるやかに、艶やかに、狂気を孕んだ笑みを浮かべ




何が書きたかったのか・・・